喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

2016.03.30

借りていた家を引き払った。何もかもを取り払った空間を前にして首をもたげてきたのは、入居時の、前の住人が汚したままの部屋の記憶だった。あれは物件の下見の時だった。その時よりは綺麗にして部屋を出ることができた、と妙な達成感。それだけだった。も…

午後1時の憂鬱

細かくなった野菜くずを茹でて、インスタントの塩ラーメンと一緒に食べた。砂の色を想起させる濁ったスープは平日昼間そのもののような味がした。テレビでは浅黒い肌の司会者が関西弁で何かをわめき立てているが、ぼんやりとした頭には情報が入ってこない。…

2016.03.21

今日は前の日記に書いた後輩たちの卒業式だそうだ。自分が卒業した日のことは今でも思い出せる。楽しい夜だった。学友たちとの別れと旅立ちの日を彼らにも楽しんで過ごしてもらいたい。一方僕はというと、父と共に仙台へ向かう車の中にいた。地元から片道1時…

2016.03.18

うだうだ言いつつ病院に行ったら帯状疱疹とかいう神経に沿って腫れものができる怪我?病気?のようなものにかかっていたことが分かって、あれよあれよという間に消毒をされ薬を出され4人の野口英世が財布から旅立っていった。要は自覚していた以上に疲れてい…

2016.03.16

前回はいきなりゴリラになってすいませんでした。東京から帰ってきてから右の肋骨のあたりが痛くて、疲れているからだとか、湿布貼って寝ればいいかとか、適当にやり過ごそうとしていたら痛みが引かぬまま3日目を迎えました。内科かな?とりあえず内科行けば…

2016.03.15

震災のことについて少しでも考えてみようかと思ったけれど、件の時間が近付いた駅の改札口はいつもと変わらず人が縦横無尽に行き来していて、結局感傷的な理由は後からついてくるもので現実には手足を動かして目の前の事と向き合うことが一番のリアルだなと…

2016.03.13

曜日の感覚がなくなってきたのは長期休暇ぶりで、今も長期休暇の只中にいるのだからそれはそうだろうと思いながら日々が流れていく。車も買ったし通帳の中の数字が急に頼りなくなってきたので慎ましく生きようと思った。思ったので、もやしをふた袋買って野…

2016.03.07

色々取り掛かると言ったので、早速車と家について取り掛かってきた。結論、車は買った。家は諦めた。ここ2年くらいでそれなりに貯まった貯金が半分なくなった代わりに、新古車のワゴンRが再来週くらいに納車される。維持費やこれからかかる諸々のお金のこと…

2016.03.05

仙台駅から南へ走る電車に乗って、車窓から流れていく街並みを見ていた。来週末は東京に行くんだけど、東京とよく似た景色だな、と思った。線路、マンション、遠くの鉄塔、ガラクタみたいなラブホテル、電線、路地裏、人。なにが違うんだろう、と考えて、す…

2016.02.28

久しぶりに眠れなくなった。最近契約を再開したhuluでフラッシュ(海外ドラマ)を見続けるのが近頃の日課で、それを見ながらベッドの上で意識がなくなり、目が覚めたら時計は深夜1時を指していた。まぶたが閉まる前に洗濯機が仕事を終えてそのままになって…

2016.02.27

使う携帯電話が平たい板に形を変えて5年目くらいになるけれど、とうとうその画面にヒビが入った。初めてのことだった。僕は何度も地面にぽろりと電話を落とすことがあって、でもその都度カバーやフィルムが守ってくれていた。画面から落ちたって、角から落ち…

2016.02.24

仕事終わりと休日の話。シンプルに単純作業を延々とやり続けるのは見た目と内容以上にしんどいことで、目は半開きで足取りもふらつく状態で電車に乗り、これではまずいと体に喝を入れるべくエネルギーを求めた。結果、帰路の途中で山盛りのラーメンを胃にし…

2016.02.20

写真展を始めました。詳細は別のところでいろいろ書いたのでここでは割愛。ここ2日間の休日はその為の準備に費やした。ついでにお金も色々費やした。ウオオ。搬入の合間、昼に地元の学生の写真部の展示が近所で、無料で観れたので覗いてきた。写真自体の巧拙…

2016.02.14

自炊が云々と書いたその日の夜に、近所にある寂れた餃子屋の餃子を買って帰ったあたり、先が思いやられる。あっ、石を投げないでください。今の家に住んでから存在は知ってたけどなかなか行く機会がなくて、そしたら最近そのお店がおいしいらしいと話を聞い…

2016.02.13

以前、春の匂いの話をしたと思う。季節の匂いが好きだ。何がどうなっているのか、最高気温が二桁を上回る今日はその匂いが濃い。嬉しい。僕はこれからもこうして何度も季節の話をするぞ。 口内炎が出来ていた。食生活はこの頃気を付けているのにな、と思い調…

2016.02.12

一面グレーの空にも濃淡があって、淡く滲んだ空から太陽の光が控えめに街を照らした。粒の小さな雪が目の前を泳いで、太陽がその姿を隠すと同時に数を増やした。年末あたりから、マンションの内廊下の窓を閉めた。理由なんて寒いから以外にないが、そうして…

2016.02.04

休みの日だしいつもより遅く起きてのんびりしようと思ったのに気付けば朝8時に家を出て、まだ行ったことがなかった最寄りの地下鉄に乗り込んで友人がいる大学に潜入していた。何を言っているのかわからないと思うけど僕もわかりません。名物教師がすごいとそ…

2016.02.02

ちょっと落ち着いて考えてみたんですが、僕がおそ松さんで泣いた回数は2回ではなく3回でした。昔からそうなんですが、日記を書いてるくせに結びの文章や結論はいい話っぽくしなきゃみたいな無意識の縛りのような、見栄のようなものがあって、すっかりお利口…

2016.01.29

雪が溶けると、雪が閉じ込めていた空気中の砂埃たちが地上に取り残され、アスファルトの上がかさついて見える。昨日はやや暖かい風が吹いて、その砂埃の匂いも相俟って、春が来たようだった。仕事中に道を歩いて線路の近くまで来て、通り過ぎた電車の匂いと…

2016.01.27

カレーシチューって知ってます?カレーのルーとシチューのルーを半々ずつ入れて作るカレーとシチューの混合物らしいです。ミルキーなカレーになるそうです。休みの前の晩に初めてその発想に思い当たって、錬金術!!!稀代の大発明!!!!!と思ってたんで…

2016.01.23

お願いごとの話をしたら、初詣に行ってなかったことを思い出した。会社として毎年参拝する神社には行ったけど、あれは個というより社という単位に対しての祈祷であったからノーカウントとしている。何年か前に、年末に会った地元の友達と二人で神社に行った…

2016.01.22

先日の面接ですが、好感触でした。あまり期待を持たせるようなことを散々書いた後にやっぱりダメでしたという結果に落ち着くとカッコ悪いので、あまり詳しくは言いません。実は珍しく昨日まで3連休だったのですが、細々とした予定があったりなかったりで、振…

2016.01.18

窓の外は灰色に薄くぼんやりと光っていて、起き抜けに電源を入れたテレビはずっと全国各地の降雪の状況を報告していた。何度も何度も言うものだから擦りガラスの向こう側をわざわざ確かめる気力は失せてしまった。それ以前に、どうせ雪が積もっていると知れ…

2016.01.17

4日前くらいからゲスの極み乙女。にドハマリしてる話はまだしてなかったのでその話から。近頃お茶の間がざわつくアレやコレがありましたが、そんなことを抜きにしても魅力的に見えるのだからバンドとしての力量やメンバーのセンスが高まってきたのだなぁとそ…

2016.01.14

この前歩いた時は右足の裏が痛くなって、その次に歩いた時は左足の脛が痛んだ。原因は分からない。しばらく前からヒートテックのタイツを履き始めた(職場は脚がよく冷える)が、それが原因とは思えない。もしかして歩き方が下手なんじゃないか?と20余年生…

2016.01.10

海が見たいと思ったらすぐに駆け出していけるような場所に住みたいと思うけど、現実のいろんな問題と擦りあわせたらそれは叶わないのだろうなと思う。でも高速道路を走って2時間以内に到達できるのだから、もうそれでいいやという気分もしている。何の話をし…

書き出し50音 は〜わ行編

「は行」バンプオブチキンが大好きだという話は周知の事実と思って敢えて今更しないけど、2月発売のアルバムをクリスマスイヴの時点で予約注文した僕は、先日発表された初回特典のブルーレイの中身の情報を知ってパソコンの前で激しく首を振ることとなった。…

2016.01.09

プラスチックを詰めたゴミ袋は毎週水曜に回収されるのだが、ここ2週間ほど出すタイミングを見送り続けていて無念の境地。いつからかこの地域では燃えるごみとプラスチックを区別するようになって、でもきちんと分別したら燃えるごみと同じくらいのプラスチッ…

書き出し50音 あ~な行編

僕が日記を書くときの書き出しは大抵身の回りの適当な事情とか心情から引っ張ってくるんだけど、それに制限をつけても自分はつらつらと文章を書けるのか?と思って、50音それぞれの音から始まる書き出し文を書いてみました。要は暇つぶしです。 書き出したこ…

2016.01.08

0時を回ろうというタイミングで解凍していた鶏肉のことを思い出し、玉ねぎと人参と共に切って、炒めて、鍋に放った。前の日記を読めばここからシチューを作る流れは目に見えていると思うが、ここで選択した僕の行動はカレーを作ることだった。残り半分とな…

2016.01.07

転職の話。エントリーしてみた地元の企業からメールが届いて手汗をかいた。とうとう第二の就活が始まろうとしてる。履歴書を書いて写真を貼らねばならぬ。できることならそう何度もやりたくはないなと学生時代に思ったことが再び目の前に立ちふさがった。多…

2016.01.05

生活環境を移してからというもの、美容室の予約はインターネットでとるようになった。普段行く美容室を覗いたら年末年始の休暇の設定を適当に設定したのか、1月全日休業になっててふざけんなと思いつつ、別の新しい美容室の予約を入れた。予約がなぜか午後9…

2016.01.04

正月が明けていく。緩みきった空気がピリピリと張り詰めて、またいつもの日常が戻ってくる。いや、緩んでいたのは空気じゃなく自分の心だろう。ゲームセンターで久しぶりに音ゲー(5つの円盤を押したり回したりする新しい機種、インターフェースがオシャレ過…

2016.01.02

大晦日の朝だというのに盛大に寝違えて背中が死んだ。帰省するために家を出る。北に進めば進むほど積雪の厚みが増していて、暖冬をもってしてもこの土地の気候は変わらないのだということを車窓から知った。山を抜け海辺(秋田の実家は10分くらい歩けば海が見…

2015.12.29

朝、風呂に入って髭を剃ったばかりの顔を見る。老け込んできたように思える。久しぶりに顔を見せる両親や地元の友人には何と言われるのだろう、と帰省のことを考える。たかだか数ヶ月の間で顔が、髪の色が、お腹の膨らみが、化粧が、容易に変わる年頃なので…

2015.12.26

24日付の日記を書いてしばらくして腹を決めて(クリスマスには自分へのプレゼントを送ろうという覚悟)、アマゾンでキャプチャーボードと配線と野球盤を注文し、イオンモールに行ってケーキを買って帰ってきた。仕事の立て替えもあって一時で累計3万円ぐらい…

2015.12.24

酒を飲んで飲んで飲んで飲んで黒霧島のビンの中身が残りわずかとなって、ラストに秋田のおいしい日本酒を飲んで、その日本酒を飲み切ったという記憶がない。胃液と小ゲロを和式便器に土下座の姿勢で垂れ流したり、ビニール袋を口に当てていつ吐いても大丈夫…

2015.12.21

年賀状を書こうと思い立ったのが12月の頭だったはずなのに、気付いたらもう年の瀬まで来ていた。最近こんなのばっかりだ。日々巻き起こる事態が早過ぎて日々をなぞる暇がない。師も走るという腐った言い回しも納得の時間経過。回転寿司のレールがあまりにも…

おじさんの話

電話ボックスにおじさんが詰まっていた。高さ2m弱、四方の幅は1mにも満たないだろう。そんなごく小さな空間に、緑色の公衆電話が静かに佇んでいる。その電話機に向かい合うおじさんがひとり。僕は通勤途中で、足早に駅前の歩道を過ぎ去ろうとしていた。視線…

2015.12.18

冬将軍が寝たきりなので雪とは縁のない年末になりそうだな、と気象庁の天気予報を眺めて考える。もう1週間したら仕事納めとなってしまう。もうここまで来てしまった。仕事の事とかどうにかしようと思ってたけどそんな暇はどこにもなかった。休日に銀行に行っ…

2015.12.15

悪いことは重なるものだ、と誰が決めた法則か分からないけれど、ここ3日ほどブルーな出来事があったので落ち込んだり悔しく思ったり心がぐずぐずになるなどした。聞き飽きたはずのミスチルが耳を通ってすっと胸の中を通り抜けていくのは、彼らが凡人のリアリ…

2015.12.11

雨が心地良い時ってどんな時だったっけ。傘を差しても足が濡れ、気圧がどうのこうので頭が痛くなり、ここ2日ほど不快以外の感情を洗い流されたような気持ちでいる。アラームがなければ起きたい時間に起きられないのは寒さのせい。布団から身を起こすと、ソフ…

2015.12.06

雪国の人間が雪のない暮らしを想像できないことは、かつての暮らしに何の差しさわりも生まなかった。光る画面を介して世界中と繋がれるようになった今、それはとても残念なことだと思うようになった。無知のまんまでコミュニケーションの輪を広げても、その…

2015.12.03

12月になったのに雪が降らない!と騒ぎたてていたのがいつの頃だったのか。もうそれが当たり前になってしまっている2015年の冬は、去年から居座り続けていたストーブの中の灯油が切れた事から始まった。近所のガソリンスタンドから18リットルの灯油を自宅に…

2015.11.27

仙台はええよ、銀杏があるがね。街中にばらばらと黄色のはっぱが舞い降る季節になって、やがてそれも終わろうとしている。着ぶくれしたような木々はすっかりその葉を飛ばされ一転して寒そうな姿をしている。とうとう自分もストーブの電源を入れた。北海道で…

2015.11.22

浪費とは快楽だ。独占欲を満たすからだ。でも9万円するカメラのレンズを買う決断をするまでに襲った胃の痛みはこの先家を買ったり結婚をしたりする時にまた出会うことになるのだろうなと思って恨めしい気分になった。買い物をする時、例えば5000円の財布を…

2015.11.16

目覚ましが鳴る前に目が覚めて、原因が冷気だと理解した途端に体を寒気に抱かれたような気分になった。掛け布団は腰から向こうにめくれていて、なぜそうなってしまったのかわからず、布団が吹っ飛んだという決まり文句を呟いて再び眠った。週休1日の1週間は…

2015.11.11

写真に「何を」写して、それが「どう見えるか」を自分は重視しているのだな、という悟りを唐突に得た。きれいに撮ること、鮮やかに写すことはとても簡単だから自分の関心はそこになくて、たとえば花を一つ撮ったとして、それが怖いと思えたり、おいしそうだ…

2015.11.09

文章が好きだと言ってくれる方々の声を思い返して、何がいいんだろうと考えようとしたけど、それを明らかにすることは面白くないだろうと思ったのでやめました。日記の更新頻度が多くなるということはデスクワークがガンガン増えているということで、いろん…

2015.11.08

夕方の5時ともなるともう随分と暗くなる。冷たい風に乗って小雨が肌に乗り、ひと月後にはこれが雪に変わるからな、と冷えた水滴に教えられているようだった。道には落ち葉が多くなって、洗濯物は乾きにくくなったように思う。朝方に布団から出るのが億劫にな…