喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

2015.11.22

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浪費とは快楽だ。独占欲を満たすからだ。でも9万円するカメラのレンズを買う決断をするまでに襲った胃の痛みはこの先家を買ったり結婚をしたりする時にまた出会うことになるのだろうなと思って恨めしい気分になった。買い物をする時、例えば5000円の財布を使い倒して新調する時は8000円のもの、その次は1万円のもの、という段階を踏んで対象を選ぶ独自のルールがある。理由は、いきなり高級なものを身に着けるのは不相応であるから、どんなものが良いものなのかを身を以て知れるから、己の懐を守り背伸びをせずに済むから、とか色々あって、ゲームに譬えるならレベルアップのようで、自分の中ではこの制約を結構気に入っている。革靴も腕時計も財布もそんなルールで揃えてきた。カメラはステップアップの幅が広すぎるのだ。例えて言うなら、普段なら難なく踏み越える階段の一段目と二段目が一跨ぎで登り切れるかどうか、という距離感。もはやロッククライミングボルダリング、ファイト一発。単純に値段で選ぶものではなく、容易に替えが利かないものであるから、手に入れるために神経を使う。買い物に限った話ではないけど。とりあえずその痛めた胃と懐の為に良い写真を撮らないと。そんなことを思っていたら金曜に風邪をひきました。今年に入って3度目ぐらいの風邪なんですけど、免疫力がクソになってきているので年末までの生活は「滋養強壮」をスローガンに設定していきます。