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喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

書き出し50音 は〜わ行編

「は行」

バンプオブチキンが大好きだという話は周知の事実と思って敢えて今更しないけど、2月発売のアルバムをクリスマスイヴの時点で予約注文した僕は、先日発表された初回特典のブルーレイの中身の情報を知ってパソコンの前で激しく首を振ることとなった。気狂いかのような謎の絶叫もセットだ。

ヒントは寝室です、というキャッチコピーのダイハツの車のCMが昔あって、子供の頃の僕は寝室に何があるんだ、何かいるのかと想像して怖くなったので、そのCMとそれを温和な表情で伝える草野仁が一時期嫌いだった。

富士山の麓はよく見ると普通の山の麓とそう変わらない。富士の樹海がどうのうこうのという話の印象が強くてさぞ物々しい様子だとばかり思っていて、元日のテレビに映し出される富士山のアップを見ながらひとりでがっかりしていた。何とも理不尽な話だ。

平日の休みに決まって一人でカラオケに行く。この習慣が何か月も続いていることに、今になって謎の焦りが出てきた。

法人営業がしたい、いやいや営業職なんて、そもそも土日休みの仕事を、と思うことは山とあったはずなのに、結局転職先として接客業の仕事を選択していることに後悔がないと言えば嘘になる。むしろ、あっしまった、という気持ちだ。

「ま行」

瞼の裏に、強く焼き付けた光が黒い靄のように残り、それが生物のようにうねうねと動くのだ。

ミッキーマウスが年末の紅白歌合戦に出てきて例の甲高い声を出した時、何故だかぶるりと背筋が震えた。鳥肌の正体は未だに分からない。

昔から今まで変わらぬ関係というと昔の友達とか幼馴染を思い浮かべるけど、そういった関係は今現在も人との縁が始まった時から作り続けているものなのだな、と思った。高校時代の友人に10年来の付き合いだ、と言われてハッとした。気付けばそういうものに育っていたのだ。

面倒くさがることとそれを正そうとする意思のぶつかり合いを一生繰り広げる生き物。

もうじき日が昇るような明け方に馴染みのバーを出て、どうせ寝て起きたら昼になっているのだろう、と思いながら眠りにつくのは若干の後悔を生む。でも、そこには充実感もある。体に沁みたアルコールがその境界を曖昧にする。毛布がそれに蓋をする。休日の始まりだ。

「や行」

山を登るなんて気はさらさら無いくせにキャンピング用品を見て回るのが好きだ。この前も、1〜2人用のテントが1万円だとか、ハンモックがこんなに割安だなんてとか、一人で勝手に興奮していた。

湯気が開いた扉から一斉に飛び出して、冷えた空気と入れ替わる。全裸でずぶ濡れの僕が乾いた布で肌に乗った水を拭う。冬場は寒暖の差が激しくていけない。

ヨーグルトがひとつ冷蔵庫にあるだけで日々の食事で腸内環境を制御できていると勘違いするおめでたい脳みそをしているので、今日も性懲りも無く買ってきた。ひとつ百円のトップバリュのヨーグルトが、キムチのパックや豆腐のパックの手前に収まる。

「わ行(わ)」

輪紋蛸をご存知だろうか。環境によりカメレオンのように見た目を変えることから忍者と呼ばれる蛸だ。沖縄県では食用とされている。つまり、沖縄県では忍者を捕食していると言っても過言ではなく、それに対して伊賀も甲賀も黙ってはいなかった、という嘘っぱちのローカルニュースを考えました。はい、日記書きます。