喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

2016.07.28

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東京に来ると原宿と表参道には必ず足を運んで安い服とタリーズのコーヒーを飲む。もうそういう習慣になってきた。雨の降る東京は湿気で肌がべたついてボディシートが何枚もそれを拭っては役目を終えた。宿を貸してくれる高校時代の友人と神保町で会って、中華料理を食べて帰った。うわ言のような言葉を交わし合って就寝。翌朝、博物館に行こうと思い立ち両国に向かう。両国といえば国技館であることは田舎者の耳にも通じる常識であり、また国技館といえば相撲を行う場所であることもまたよく知られていた。しかし相撲に疎い僕の心はスモウレスラーの聖地とはなかなか馴染むことができなかった。横網町を横綱と見間違えて、横綱町なのに横綱おらんやんけ!!!!!!と素っ頓狂な声をあげた(ネットで)ものだ。町を力士が闊歩する訳でもなかったし、朝からちゃんこ鍋が食べれる訳でもなかったのでサンマルクでパンとコーヒーを飲んだ。サンマルクのフレンチトーストが劇的にうまいという気付きを得た。その後博物館で江戸の町と数多の妖怪を眺めて満足し、秋葉原へ飛んだ。秋葉原では電子機器やジャンク品を見て回り、うまい寿司を食い、町を歩いたのちにビールを飲んだ。冷えたビールは脳にいい。連れ立った娘はいつ見ても自慢の娘。鳩との親和性が高い。夜は新宿で洋食と洋酒を樽のテーブルの上で飲んだ。ワンピースでよく見る、取っ手のついた小樽で酒を飲みたいけれどどこで売っているのだろうという話をした。あと家庭菜園の話。23時過ぎに解散して帰りのバスを待ち、乗り、山形に戻ってきて、帰りの電車に乗りながらこれを書いてる。各駅停車で時折開閉する電車の扉からは草木と靄の匂いがして、あぁ帰ってきたのだなという実感。とやかく言ったけど、旅はいいぞ。旅の話おわり。