喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

2015.12.11

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雨が心地良い時ってどんな時だったっけ。傘を差しても足が濡れ、気圧がどうのこうので頭が痛くなり、ここ2日ほど不快以外の感情を洗い流されたような気持ちでいる。アラームがなければ起きたい時間に起きられないのは寒さのせい。布団から身を起こすと、ソファの裏に私服の山が積まれているのが見える。休日にあれやこれやと着たり脱いだりしたものの名残で、散らかっているなぁという認識だけして手を付けずにいる。来客がある時と掃除をする時にしか気合の入った整頓をしないのはマジョリティな思考だと思っているけど、うっすらと背徳感はあるよ。その休日の屍を横目にテレビの電源を入れ、キッチンに立つ。何日も何日も具と汁を継ぎ足して混沌としてきた鍋を加熱する。鍋、最初はヘルシー志向の水炊きだったのに今は味噌と豚肉が入ったのでもうダメです。あと先週買った袋詰めのみかんの山の中央に、カビに包まれたユダを見つけたので捨てました。昨晩めんどくさくなって片付けなかった机の上とか洗い物を片付けて、煮えてきた鍋を食べる。岩手のせんべい汁を作ろうと思って買ったがそう何度も作る訳じゃないから消費に半年を費やしたせんべいをとうとう食べきる。鍋を食べながら弁当を詰める。片付けたらその日着る服を抱えて風呂に入り、浴室から出てきた時にテレビが発する音声からおおよその現在の時刻を確認する。今使っている化粧水があとほんのわずかという分量のまま1週間ほどなくならずにいて、後ろで出番がつかえている新顔の化粧水はさぞご不満だろう。町中のイルミネーションと飾り付けを取っ払ってハイまだ11月ですよと言われても信じてしまうような気候が続いているけれど、山には雪が降り積もっているようで、地元の有名な山はスキー場がオープンしたらしい。休日しかチャンスはないのに灯油を買いに行くのをめんどくさがって結局買わなかった。東京は20度を超える気温になったらしい。いろんなことがちぐはぐな毎日だけど、ちぐはぐであることが生きていることの証明なのかもね。