喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

2016-01-01から1年間の記事一覧

2016.12.25

想いが募るままに重ための文章をダラダラ書いてましたが完成せずに沈澱してったのでいつか拾い上げます。ねぇ、世間はクリスマスですよ。でも仕事漬けで全然クリスマスを、ひいてはキリストを思いやれる余裕がなくて、とりあえず連勤が始まる前の休日にケー…

2016.12.09

その昔、大学の先輩が男性性と女性性のことを話してくれたことが頭の中に残ってて、その話を聞いてから自分の中の女性的な性格を肯定できるようになったとか、でもその少し前から女子力という言葉が世に出てきて、でもそれも小難しく話せば結局女性性の話な…

2016.11.28

冬の風は肉を透過して芯を冷やす。気付けば12月も間近で、雪こそ降らないものの、目に映る全てのものはどんどん冷えていった。冬タイヤを買って車に履かせて、ワイパーを取り替えて、部屋にストーブを運んだ。朝には近所の畑に霜が降りていて、朝日が照らす…

2016.11.15

日記の体裁を留めるには短かったので思いついたことをぶつぶつ言う記事。 目が覚めたら夜中の1時で、夕飯を済ませて部屋でお酒を飲みながらのびのび過ごしていたらいつの間にか眠ったらしい。こういう時は大変だ。夜間しっかり寝る為の眠気が奪い取られてし…

2016.10.17

衣替えをしようと収納棚の奥に腕を突っ込んでみたら、自分が把握する以上に暖かな衣類が次から次へと湧いて出てきて、1分ほどで衣類の山を築いて途方に暮れたところで衣替えは終わった。秋どころか冬にも近いのだろうか、夜に吐く息は白く霞んだ。吐く息が白…

2016.10.09

ここ数日の間で仕事がうまくいかなかったり、体調を崩したり、中旬に実行を企てている旅行の内容を考えたり、阿蘇山が噴火したり、過労で若い人が死んだりした。死んだ人のことについて色々自分の考えを話したがる人たちがインターネットでブツブツ言ってる…

2016.10.04

橙の色をした小さな花が路地に敷き詰められた煉瓦の隙間に溜まっていて、見上げれば金木犀の木がそこにあった。早いもので、もう花を付けた木は少なかった。いつものことだろう、と僕は気に留めていなかったが、世間は台風の上陸と接近にやきもきして騒がし…

2016.09.26

遠くのものを見るのに目を凝らす、という行動を意識的にする自分に気付いたのが何日か前の話。遠くにあるものは、今までは視線を向ければ見えることが常であった。だから、「目を凝らさなければ見えない」ことに気付いたのが驚きで、衝撃だった。前職時代に…

2016.09.22

前に書いた日記は本来思っていたことと別の着地の仕方をしてしまったので改めて書いておくのですが、知らないことが多いということは知る喜びに出会う機会も多いということなので、そりゃリスクもありますけどそういった出会いや選択というのは人生を楽しく…

2016.09.18

残暑という言葉があるが、暑さが一体どこに残されているのかは今だ解明されていない。わからないまま秋雨前線というものがやってきて、雨で地表を冷やして秋の用意を始める。数日前まで掛け布団を出すにはまだ早いなどと思っていたのに、窓から吹く風が冷た…

2016.09.16

曇りのない青が上空を覆っている時は陽射しの暑さを恨めしく思うのと反対に、冷たい夜の風が吹くときは空は不恰好な灰色を浮かべている。雲のない夜空を最近見ていない。数日先の天候が気になる時ほど空は晴れてくれないもので、手持ち無沙汰の僕は慣れない…

2016.09.05

当たり障りのない近況。気付いたら蝉の鳴き声が鈴虫の声に変わっていた。それがあまりにも前触れなく変わったものだから、今年の夏はずいぶん急ぎ足で過ぎてしまったものだなと思うと同時に、少し淋しくなった。それを追いかけるように台風が列島を撫で回し…

2016.08.26

ひと月ぶりの反動で日記がとても長くなった。 眠らない街が眠らないのには理由があって、その渦中に飛び込んでみたらやはり自分も眠ることを忘れた話。8月に入ってからお盆休みという概念が今の会社にないことに気付いて、いざまとまった休みがあったかと思…

2016.07.28

東京に来ると原宿と表参道には必ず足を運んで安い服とタリーズのコーヒーを飲む。もうそういう習慣になってきた。雨の降る東京は湿気で肌がべたついてボディシートが何枚もそれを拭っては役目を終えた。宿を貸してくれる高校時代の友人と神保町で会って、中…

2016.07.26

朝6時から駅のホームでは何かに憤っている老人の怒号が飛んでいて、活気のある町であることは明らかであるなと思った。5年ぶりに来た横浜は空が澱んでいて、電車の料金表を見たら真っ先に飛び込んできたのは山手線の緑の円だったので、東京都内の知らない駅…

2016.07.25

ちょっと日記を書くことを忘れている間に、ひぐらしが鳴き出して、世界的なポケモンの乱獲が始まって、今僕は久しぶりに電車に乗っている。前も京都へ旅立つ前に日記を書いた気がする。電車からぽつりぽつりと駅に降り立つ高校生の夏服が目に眩しかった。い…

2016.07.06

太陽に熱されたアスファルトと雨によって冷やされた大気が混ざり合って、人の吐息にも似た温度の風が肌を撫でた。梅雨らしいといえば梅雨らしい、じっとりとした雨が降る。雨の上がる翌日は、夜分に溜め込んだ水分の蒸発でやはりじっとりとした風が吹く。近…

2016.06.23

夢の中で僕は懐かしのヒットパレードを不特定多数の人々と幾度も大合唱していて、そんなアホのような活動で誰かを救おうとしていて、夢から覚めると実体のない充実感だけが胸の内に残った。ここ一週間ほど好きな人に贈るプレゼントの内容についてあれこれと…

2016.06.13

遮光カーテンは9時を過ぎても部屋に日光を入れることを許さずそこに居て、寝転んだまま携帯を見たらみんなが雨の話をしていた。今日は雨なのか、ここは雨なのか、それとも遠い場所の話か、と思ってカーテンを開いて、そこでようやく外が雨に濡れていることを…

2016.06.05

横隔膜、という単語が日常の中でふと出てきた時に、それが体のどこにあるものなのかが思い出せずにインターネットで調べるなどした。人間は取り入れて出す以外は内容物がどうなっているかわからない、マジックボックスに脚が生えたような生き物だから、いち…

2016.06.04

数年経って仕事が変わるとか、住む所が変わるとか、学生だった頃は結構大事のような気がしていたけど、今身の回りの人々(自分も含めて)の現状を見るとそんな事は普通にコロコロ移り変わっていて、そういうものなのだなと認識を改めているところ。結婚だとか…

2016.05.29

京都に行ったことについて長い長い文章を書いていたんですが、日を幾日か跨ぐと熱が冷めるのはどんなことでも同じで、今はそれら全てを削除してまた新しく文字を紡いでいます。思い出を辿るのにモノに頼ったことがないな、と部屋の隅で埃を被っていた中学生…

2016.05.18

4月の時の流れるスピードの遅さはガチ、という話と最近忙しいながらも写真を撮る機会に恵まれててやったね!という話をしたかった。まず前者から。ご覧のように、ブログの更新がすっかり落ち着いてしまっている。前職の頃のように勤務中にも日記が書けちゃう…

2016.05.16

PS4を格安に買うには3日間ある期間のうち朝9時に店頭に並びジャンケン大会に勝利しないと購入出来ないという条件があったので諦めました。環境が変わればつるむ人間の顔は当然変わっていく訳で、最近は馴染みのバーに通わない代わりに大学の後輩とより仲良く…

2016.05.03

桜が散る頃、地元ではさくらんぼの木が花をつけるのでそれが咲き誇る様を見るのが楽しみなんだという話をもう少し前にしたかったんだけど、今朝車で走り抜けた近所のさくらんぼ畑は白い花よりも緑の色が多かった気がする。世は長期休暇だというのに風が強か…

2016.05.01

4月は半ばあたりからあまり日記をつけていなかったように思う。日々何かしらやる事ができてしまったので、下手したら前職+1人暮らしの時の方が余暇が(日記をひとつ書けるような無駄な隙間が)多かったのかもしれない。残業は許容範囲だし、ちゃんと休憩も取…

2016.04.20

久しぶりに実家で料理を任されてキッチンに立った時、火元の換気扇のスイッチが結構高い位置にある事に気付いた。今だに前住んでいた部屋の感覚が体に残っているようで、そんなスイッチの位置ひとつを取っても体が戸惑うことがあるなんて、それも小学生の頃…

2016.04,18

桜の蕾が膨らんで、開き、風に散っていくまでが前の日記から今までの時間で展開されていったので、時が経つのは早いものだと他人事のような気持ちでそんな桜を見ていた。最近は仕事を覚えては実践を繰り返す日々で、ミスなく仕事がこなせるか戦々恐々としな…

2016.04.06

人や場所、機会とどうやって巡り会うかというのは自分が思うように創出できる場合の方が実は少なくて、大抵は偶発的な状況や心境のままで邂逅することが多い。初めて顔を合わせたのに妙に馬が合って話が弾んだ知らない人や、たまたま通りがかって思わず足を…

2016.04.03

最近日記を書いててまた小難しいことや大それた結論を持ち出すことが増えたように自覚しているけれど、その発端は日常の中の些細でどうでもいい部分から芽を出している話なのだということを書いておきたかった。言葉を重ねる毎に、僕は普通の青年であること…