喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

2015.12.26

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24日付の日記を書いてしばらくして腹を決めて(クリスマスには自分へのプレゼントを送ろうという覚悟)、アマゾンでキャプチャーボードと配線と野球盤を注文し、イオンモールに行ってケーキを買って帰ってきた。仕事の立て替えもあって一時で累計3万円ぐらいのお金がいろんな用途に消えて資本主義の空しさを感じた。家に帰るとポストに緑色の封筒があって、中身はツイッターでよくして頂いてるひいさんからのクリスマスカードだった。蜜蝋で封をした手紙を受け取ったのは初めてで、しばらく指で撫でまわしていた。実は12月に入ってからというもの、ほぼ毎日毎日ポストの中身を確認する日々を過ごしていて、それは今思えばクリスマスのプレゼントを待ち望む子供のようだった。枕の傍に何かが置かれている朝を日々待ちわびる気持ちだ。思うに、サンタが届けてくれるのはその気持ちだ。モノ自体も当然嬉しいけれど、どこからか訪れる幸せがどんな形で目の前に現れるのかを期待するわくわくした気持ち、それは子供の頃のサンタクロースの思い出と常に共にあった。わくわくして待つことと、プレゼントで喜ぶことはセットなのだ。だから、誰かに何かを与えられるという人はサンタになり得るのだと、自分で言った言葉を自分で身を以て知ることが出来た。良い気持ちで夜はケーキを食べ、おいしいご飯を食べ、いいクリスマスを過ごせたように思う。誰に賛否を求めるでもなく、誰に主張するでもなく、小さな気付きを胸の中にしまっておくことの繰り返しが心を豊かにしていくんだと思うのは、今自分の心がそうであると感じるから。いろんな小説を読み耽っていた子供の頃も、たしかそんなことを考えた気がする。とにかく結論としては、クリスマスというイベントを通してそういった気持ちを、幸せを実感できたなら、それはサンタさんが姿かたちを変えてやってきたのでしょう、よかったですね、メリークリスマス、という話です。