喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

2017.02.23

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ここ数日寝つきが悪い。肩こりが取れるはずの例の枕は今度は首に負担を与えてくるので結局肩まわりに違和感を感じるし、翌朝の活動開始時間が早いからと早く寝ようとしても寝付けず結局数時間目を閉じて横たわるだけの虚無になる。あの時間のときの自我の存在は虚無そのものとしか言いようがない。何も考えず、ただ睡眠を待つだけの体勢は仮死にも近いなと思った。この前話したようにタブレットで動画を流していても結局内容を全て観終わって寝付けずじまいなので、何か良い方法はないかと考え、Apple musicが提供してきたジャズのプレイリストを流すことにした。結果、なんとか寝れた。ジャズはいい。音楽として広義的であるから素人がある程度ふわっとした話をしても許される節があるし、誰しもが聞いた事がある曲(アートブレーキーのモーニンとかビルエバンスのいつか王子様がとか)もいくつかあるから導入もそんなに難しくないし、あと大体何を聴いても似たような音楽に聞こえるから。ジャズの中にも細分化されたジャンルはあるけど、それも大体ふわっとした認識で把握できる。たとえばスムースジャズはおとなしくて、ビバップはアガるやつ、とか。ジャズ一本でハイテンポにも睡眠の導入にもなり得るのだから懐が深い。海外テレビドラマで出てくるような、大柄の黒人女性から発せられる母性のスパークみたいなものがある。どうでもいいけれど黒人女性のドレッドヘア率はなんなんだ。まぁいい。そういうポイントがあって、僕はジャズが好きだ。単におしゃれな音楽であるなとも思うし、流行りの音楽たちと違っていつ聴いてもおしゃれであり続けて、ダサさや飽きがこないのは素直にすごいと思う。使い込んだ道具のように、しっくりと場や精神に寄り添うもの。人によっては川のせせらぎだったり小鳥の鳴き声だったり、逆にデスメタルだったりするのかもしれないが、僕はジャズが体に合う。父がバンドマンで母がピアニストだからなのかもしれないけれど、両親がセッションしているところをたぶん一度も見たことが無いな。というわけで、そのうち枕も元のクッションに戻します。