喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

2019.04.16


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唐突ですが、昇進が決まりました。今の会社は入社する前から人事の管理運営運用全てが不安で、入社後もその不安は時折片鱗をちらつかせ、社員を混乱させてきた。その混乱の雷がつい最近うちの店に落ちた。結果、入社時から世話になっているベテランと同期が吹っ飛び、空いた上長の席に突っ込まれたという形。上り詰めたというよりはぶち込まれた、階段を登ったよりはUFOキャッチャーで掴まれたという感じ。こう見えて(どう見えた話かはともかく)仕事に関してはマメにコツコツという地味なプレイヤーなのでマネージャー職は向いていると思う。理不尽な叱責や責任の重圧に怯えて白髪を増やしながら頑張る未来が容易に想像できる。先月またひとつ歳を重ね、ゲーム仲間にもおじさん呼ばわりされた事実を静かな衝撃とともに受け止めるこの昨今、仕事も身の丈に合わせて変わってきたというところ。望んで始めた仕事ではないにせよ、目先のイベントをこなしていくうちにこの体はまた老い、仕事もまた往くべき所へ進んでいくのだろう。どんなことでも、身に降りかかる事象は心のどこかで客観視している自分がいて、この昇進に関してもまだ他人事のような気分で観測している。昇給がある喜びも責務の増量による不安で帳消し。思うことがあるような無いような、このまとまりのない文章そのものが今の心境であるように思う。
スマホアプリでMicrosoftが開発元のソリティアを見つけてからは、暇な時間はもっぱらソリティアをしている。嫁にその姿を見られ、嫁も始めてからは夫婦揃って黙々とソリティアをする時間もできた。ソリティアは整頓をするゲームだと思っていて、それは自分の性格に合っているように感じた。今だって目の前に並べられた結婚式、家事、家計、仕事のカードを整頓している。こんな作業は死ぬまで続くし、ハートスペードの類は4種類じゃきっと足りなくなるだろう。死ぬまで続く話で文章を締めていくくだりをここ数回の日記で多用している気がするけれど気にしない。それすらきっと死ぬまで続く。