喪服日誌

唐揚げだけが人生だ。/@yuki_mofk

ホラーについて

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所属している「サーカス023」の面々の半数がホラーに関心のある層で、のちのちホラーな作品も作るかもしれないので、ホラーに関しても掘り下げていきたいと思いました。ここ最近自分を見つめ直しまくり。
 
ホラーがどうというより、オカルトの門を叩いたのがそもそもの始まりだった気がします。90年代~2000年代初頭の、まだテレビの規制がそこまでうるさくなかった頃によくやっていたオカルト特集番組を父がよく見ていて(父はオカルト好き)、それを傍で見て育ったことがきっかけであったと思います。UFOがどうとか、チュパカブラスカイフィッシュがどうとかというものです。あとバミューダトライアングルだとかオーパーツだとかです。当時小学生だった僕はインターネットを渡り歩いて「セントラルリサーチセンター」(http://www.crc-japan.com/)というサイトにたどり着きました。カルトの事象に詳しいこのサイトに僕はドハマリしていて、掲示板にも常連として出入りしていました。このサイトのリンクページにはホラージャンルの別サイトが様々あり、好奇心の触手を伸ばしていた僕は当然のようにホラーの世界にも足を踏み入れていきました。
父がきっかけ、と書きましたが、父もまたホラー好きで、ホラー特集のテレビ特番があれば朝刊のテレビ欄にマルをつけて出勤していきました(この時間はこれを観る、という父の暗黙の意思表示でした)。そしてこれは成人後に知ったことですが、実家にあるPCのデスクトップには「稲川」というタイトルのフォルダがあり、幾ばくかの動画ファイルが入っていました。ホラー・オカルトの類いの嗜好は完全に遺伝していたんだなと思います。
子供の頃観ていたテレビ番組としては、USOジャパン、特命リサーチ200X、アンビリーバボー、世にも奇妙な物語をよく観ていました。
 
こうしてこの手のジャンルに妙に詳しい小学生(高学年)が出来上がり、僕は更に好奇心の輪を広げていきました。先ほど名前が挙がったチュパカブラ等に該当するUMAからの派生で、「幻獣」と呼ばれるものと出会いました。これもインターネットからの影響が強いのですが、「幻想動物王国 万華鏡」というページ上の絵の世界を飛び回りながら幻獣と出会う素晴らしいサイトがあり(現在はトップページのみ現存)、そこで教養を深めました。やがて自らも図書館などでそういったものを調べることになるのですが、そこで学んだのが「妖怪」です。妖怪の中には”霊”によく似た存在のものもあり、古今東西の心霊現象などに趣味が移行しました。
ちなみにホラーに関するインターネットの影響といえば、この時爆発的に流行していたのがフラッシュアニメで、今でも悪名高い「赤い部屋」なども見ていました。また、当時そういったフラッシュアニメの、いわゆる「びっくり系」でよく使われていたグロテスクな画像にも影響を受け、子供ながらにそういった画像をよく探していました。この好奇心の起源はおそらく「人格と笑いについて」で名を挙げた丸尾末広から来ているものと思われます。
 
そして満を持して中学生になり、中二病爆発の時期が到来したわけですが、当時の友人の中に重度の患者が既にいて、それが反面教師的な存在となり中二病の発症は軽度で済み、中学3年次には急に解脱したかのように晴れやかな気持ちになり症状が快方に向かいました。当時は自宅のPCが故障してインターネットを絶っていたので、割と健全に育ったように思います。
 
高校生になり携帯電話で好き放題インターネットにつながり出すと再び好奇心が騒ぎ出します。当時はニコニコ動画Youtubeが盛り上がりを見せていた頃で、よく見ていたのは心霊現象を映したといわれるさまざまな映像、自分が生まれる前に放送されていた世にも奇妙な物語の怖い話、聴くと死ぬと噂の音楽(「暗い日曜日」というもの)などが主ですが、中でも特に熱中したのは2ちゃんねるの「洒落怖」「意味が分かると怖い話」などの怖い話たちでした。まとめブログが乱立してきた際にこの手の怖い話を集めたブログもあり、有名どころの話はほとんど熟読していました。ちなみに、特に好きなのは「八尺様」と、双眼鏡を覗いていたら遠くから人が走ってくる話。
また、友人のつてで地域の夏祭りでお化け屋敷の脅かし役をしたことがあり、恐怖を「与える」側に立ったのはこの時が初めてでした。
他にも、絵画というジャンルからは高橋舞子氏(同校の4つ上の先輩。姿を見たことはないが、美術室に残されていた作品と彼女のウェブサイトに掲載されていた作品に感銘を受ける)から影響を受けました。
 
大学生の頃になってホラーなまとめブログを見る習慣は残り続けました。加えて、レンタルビデオを借りて映画を観るようになり、「ソウ」や「呪怨」、「サイレントヒル」「ミスト」などのホラー・サスペンス系の映画を一通り観ました。
また、大学1年次には洒落怖で著名な「くねくね」との遭遇、3年次には動物霊(猫)の憑依など、常識や化学で説明のつかない現象を体験するという希少な経験をしました。
 
そして大学を出て今に至ります。
何か思い返したら追記することもあるかもしれませんが、ひとまずこれまで。
オカルト好きで、グロいものを見て、携帯では怖い話を読んでいるという、いかに僕が陰湿な人間かが証明されるような振り返りですね。